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Hilo blog 4/2 中国研修初日
早朝に出発なので、早起きして羽田空港にて集合。
殆どが前回の中国研修と同じメンバーなので、和気藹々です。
しかし、羽田空港発着は本当に便利。
横浜からですと一時間かからず着きますから良いですね。
そんなこんなで約四時間で北京に到着です。
まず全員思った事。
「あれ?空気キレイじゃない?」
出発前に一番心配していたのは大気汚染です。
何しろあれだけ騒がれましたからね。
しかし、実際に着いてみると何だか清々しい感じすら受けます。
実は後で分かったのですが、前日に物凄い強風が吹き荒れて汚い空気を全て吹き飛ばしてくれたようなのです。
そのお陰か、行っている期間は大気汚染は感じませんでした。
最終の二日間を除いて・・・
それはまた違う回に書かせていただきます。
北京から目的地の天津までは約二時間半のドライブです。
手配していたバスに乗って出発。
途中、違う駐車場に入りかけて戻るのに逆走したり、車線に戻るのに歩道に乗り上げて行ったりしたのはご愛嬌・・・なのか・・・?
初っ端から中国らしさ全開でしたが、無事に到着。
必要品の買出しを済ませて、研修を行う病院近くのホテルへ向かい翌日に備えました。
色々とバタバタしましたが、それも想定内。
明日からの研修に備えて、今日は大人しく寝ることにします。
Hilo blog 3/19 帰国しました!
無事に中国研修から戻ってまいりました。
今回もかなり濃い内容で、実習も講義も食事もしっかり楽しんできましたよ。
細かい内容はまた書いていきますので、お待ちください。
心配していた空気ですが、天津に行っている間は本当にキレイで星空が見えるくらい。星空が見えるのは珍しいです。
これには理由があって、ちょうど前日に大風が吹いて汚い空気を飛ばしてくれたらしいのです。
しかも雨まで降って (これも珍しい) 汚れを落としてくれました。
ただ最終の北京ではやっぱり大気状態は宜しくなかったですね。
花粉用のマスクでは役に立たないので、やっぱりPM2.5対応のマスクを着用すると喉が明らかに楽でした。
霧ではありません・・・スモッグらしきもので空港も真っ白です。
まぁ色々ありましたが、今回の研修で手に入れたものに磨きをかけて患者様には還元していきたいと思います。
Hilo blog 2/25 国家試験
一昨日、昨日とあんまマッサージ指圧・鍼師・灸師の国家試験が行われました。
自分が受けたのは、もう10年近く前になってしまいました。
当日は「やるだけの勉強はやった。」という感じでしたので、結構落ち着いていましたね。
まぁ、それでも合格発表まではドキドキでしたけど。
早く結果が知りたくて、発表当日に厚生労働省まで発表を見に行ったくらいです(笑)
当時の同級生も、この鍼灸業界に携わっているのは三分の一くらいでしょうか。
全く違う職業に就いている者もいますし、結婚して全くこの世界から離れた者もいます。
そういった中で、開業している自分は幸せだなと改めて思いました。
自分が患者さんにとって一番良いと思う施術を行い、患者さんが少しでも自分の身体に関しての不安なく過ごせるようになっていく姿を寄り添いながら診て行く。
そして自分がちゃんと生活できている。
これは本当に凄い事だと、合格発表を見たときの喜びと、少しの不安な気持ちを思い出しました。
これからも頑張っていこう!
Hilo blog 2/1 湯河原にて熱い研修ありました
この研究会の泊りがけでの研修は初めて試みで非常に楽しみにしていました。
何しろ高名な先生方から私と同じように鍼灸の臨床真っ只中、更には学生も混じっての研修です。
様々な考え方や技に出会えるし、語り明かせる最高の機会ですからね。
とにかくこの研究会、参加された先生方全員仰るのが、「何だか自由で明るいね~。こんな雰囲気の研究会は初めてだよ!」という言葉。
鍼灸関係の研究会、本当に沢山。
数えた事はありませんし、実際の数はハッキリしませんが1000は間違いなくあります。
いや、もっともっとあるかな・・・・
とにかく、そんな研究会の中でも自由さと鍼灸好きが集まっている熱さでは何処にも負けないかもしれません。
だからこそ濃密な二日間を過ごす事が出来ました。
様々な研究発表から意見交換まで白熱しましたよ。
自分はもっともっと頑張って、この一員である事を恥ずかしくない鍼灸師になろうと思いました。
ちなみに、私も症例発表をさせて頂いたのですが、もう緊張しっぱなしです。
人前で分かりやすく、少しのユーモアを混ぜて・・・・とは中々いきませんね。

寝ているのが自分です。
この時は「長鍼」といって40cmくらいの鍼を背中に水平に入れているところです。
痛くないか?
これが全く痛くないんですよ、ズーンとした心地よい響きが背中を伝わっていきます。
ヒロ鍼灸マッサージ院でも、結構使用しています。
そして、もう一つのお楽しみ。
夜の懇親会へと突入して夜は更けていきました。

朝まで語り明かしました。
Hilo blog 1/15 初雪で初心を振り返りました。
昨日は凄い雪でした。
前回の大雪は7年前だそうで、ちょうど横浜に引越して来た年です。。
治療院の前を雪かきしながら、その頃は鍼灸院を開業したいという思いはあるものの、どうしたら良いのか分からず、自信もなくという状況だったのを思い出しました。
確かに治療院に雇われているという状況は、楽ではあります。
毎月お給料が振り込まれるわけですから。
ただ、「この患者さんには、こういうやり方のほうが良いのでは?」
とか「もっと話を良く聞いて治療にあたりたいなぁ。」
という思いがあっても、勤めている治療院の方針で出来ない事も沢山あるのです。
だったら、「やっぱり開業して自分も患者さんも納得できる事をしていきたい!」
この想いがヒロ鍼灸マッサージ院の原点です。
昨日は歩く人も車も少なく、シーンとした雰囲気でそんな開業の原点を思い出しました。
Hilo blog 1/1 明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
私は例年通り、氏神様に新年のご挨拶に行ってきましたよ!
治療院の御札も新しくなりました。
心新たに、今年も頑張っていきたいですね。
今年も宜しくお願いいたします。
Hilo blog 12/31 仕事納め
30日、無事に仕事を納める事が出来ました。
玄関にはお飾りを付け、小さい門松を飾って新年を迎える準備は万端です。
今年は治療院も5年目を迎えることが出来ました。
これも患者様があってこそです。
本当に有難うございます。
来年もまた、皆様の笑顔の一助となるよう精一杯治療させていただきます。
本年は有難うございました。
来年もまたよろしくお願い致します。
ヒロ鍼灸マッサージ院
國定広丈
Hilo blog 12/7 痛いハリ
最初に鍼(はり)の練習はどんな事をするのでしょうか?
良く患者様から聞かれるので、話していきたいと思います。
とはいえ特別な事をする訳ではなく、いたってアナログです。
まずは鍼枕(はりまくら)という練習台に鍼を曲げず、スムーズに刺せるようにします。
まずこれが第一段階。
その次にやっと人の身体に刺す練習に入りますが、まだ他人様の身体は使いません。
自分の足に刺します。
それはそうですよね、自分に痛くなく刺せるようにならなければ、人になど刺せる訳がありません。
で、痛くなくさせるのか?
痛いです!
まだまだ下手な人間ばかりですから、あちこちで「痛っ」「あつっ」などの声が聞こえますし、自分が言う場合もあります。
なかには、なかなか刺す事ができずに先生に催促させる生徒まで居ます。
だけど、そこは練習。
そこを乗り越えて、自分自身に痛くなくできようになって初めて生徒同士への練習と移ります。
では、この時点で全く痛くない鍼が出来るようになっているかというとそんな事はありません。
毎回とは言わないまでも、やはり「痛っ」という声は聞こえてきます。そんな思いを生徒同士で味わい経験しながら、ようやく痛くない鍼が出来るようになるのです。
これは基礎の基礎。
痛くない鍼というのは本当に大事ですが、人の身体というのは全員違いますし、鍼をする箇所でも皮膚・筋肉の厚み、痛みの感じやすさが全く違います。
これらを頭のスーパーコンピューターで瞬時に判断できるようになるのは、まだまだ先の事になります。
Hilo blog 12/4 保険での治療を行わない理由
鍼灸治療を保険で受ける場合、下記の症状に限定されます。
・神経痛
・リウマチ
・腰痛症
・五十肩
・頚腕症候群
・頚椎捻挫後遺症
そして、「同意書」という書類に医師からのサインが必要です。
その意味は「鍼灸治療が、この患者さんには向いてると、医師の自分が認めますよ。」という意味合いの書類です。
医師以外が病状の診断を行う事は出来ませんから、代わりに行ってもらうのですね。
でも、整骨院・接骨院では必要ないですよね?
という疑問が当然出てくると思いますが、これは戦後に整形外科の数が非常に少なく、整骨師が医師と同様の治療を行っていた事で、鍼灸のように同意書が無くても保険治療できるように慣例として続いているためです。
後は、戦後に東洋医学から西洋医学に切り替わる際に、整骨業界が鍼灸を保険から切り離すように強く働きかけた事も一因のようですね。
そんな訳で、現在は保険で鍼灸治療を受けようとする場合は患者さんにとっては
・受けられる症状が限られる。
・医師からの同意書を貰わねばならない。
というハードルがあります。
療養費
鍼灸師が保険治療をした場合に受け取る療養費。
これは患者様の年齢や回数などでも変化するので、一概には示す事が出来ないのですが、だいたい1500円ぐらいと思ってくださって結構です。
保険で鍼灸治療を行う所が20分程度の治療時間制限を設けているのは、この療養費の金額によるものです。
保険治療を行う鍼灸院が沢山のスタッフとベッドを置いてある事が殆どなのは、回転効率を良くするためです。
何故保険治療をヒロ鍼灸マッサージ院は行わないのか。
まず、症例が限定されています。
本当に様々な患者様がいらっしゃいますが、上に挙げた症例に当てはまらない方も多くいらっしゃるためです。
特に自律神経失調の患者様が多い当院では難しいです。
医師の同意書
これは書いて下さらない医師の方も多いのです。
整形外科は、いわばライバルですからまず書いていただけません。
自律神経失調症の場合も厳しいのが現状です。
療養費
これが一番大きな問題です。
お金は大事です。
ですけど、こうやってお金に関してブログに書くことは生々しくなるのでちょっと勇気がいるのですが、書いていきたいと思います。
「患者様一人々の専用治療院でありたい。」
「じっくりと向き合って、しっかりお互い納得いくまで治療したい。」
という理想ではじめた鍼灸院です。
ですので、初診の方ですと問診や検査をじっくり行うので2時間は間違いなくかかります。
再診の患者様でも、次の患者様と重ならないように余裕を持って治療時間の枠を取っています。
その関係で、一日に観る事ができる人数は8人が限度です。
しかも私一人で治療を行っていますので、保険治療の患者様が多くなりますと、私自身の生活がなりたたなくなってしまうのです。
上記の理由から、保険治療を行う事で私が最高と思える治療。
患者様にも満足して頂ける鍼灸治療を行う事が困難なのです。
どうぞご理解の程、よろしくお願い致します
ヒロ鍼灸マッサージ院では一回の鍼灸治療で頂くのは5000円。
これは大金です。
その意識は常に持っていますし、だからこそ最高の治療をしようと努力しています。
「あなた専用の鍼灸院。」
これは開院した時から変わらぬコンセプトです。
Hilo blog 11/24 10年ぶりの再会
10年以上ぶりの嬉しい再開がありました。
現在、歯科医院を経営している彼とは20年以上も前にニューヨークで出会いました・・・
と書くと格好よいですが、学生時代に夏休みの期間だけ英語の勉強でニューヨークに一ヶ月だけ行っていたのです。
ご想像の通り、勉強よりも遊んだ記憶しか残っていませんが(笑)
その当時から彼はアメリカで歯科の技術を学ぶ事を目的にしており、その後はボストン大学の歯学部でも勉強を重ねた努力家です。
日本に帰国してからは段々と疎遠になっていったのですが、faecebookで思わぬ再会を果たし、彼の治療院へ患者として行って参りました。
彼が院長を務める
「タケスエ歯科医院」
http://www.takesue-dental.com/index.html
は保険を一切使わない完全自由診療です。
凄いですよね!?保険使うのが当たり前の歯科で100%患者負担を貫くのは並大抵の事ではないと思います。
しかし、彼の理想や熱い想いがあってこその自由診療。自由診療だからこそ出来る最高の治療をしたいという熱い思いは伝わってきました。
ところで、ヒロ鍼灸マッサージ院も保険は扱っていません。
その考えは彼の思いと通じる所は沢山あります。
次回は、何故この鍼灸院では保険を扱っていないのか、その理由も書きたいと思います。