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Hilo blog 8/15 鎌倉で焼き鳥
殆どの方はお盆休みでしょうか?
患者さんも、今はお盆休み中の方が多いですね。
治療院は毎年、夏休みは無しで開いております。
その代わり10月頃に遅めの夏期休暇をいただきますので、宜しくお願いします。
夏の恒例行事なのですが鎌倉に行ってきました。
と言っても海に入るわけではありません。
ずーっと鎌倉に住んでいた関係もあり、友人も多いので久しぶりに会うのが目的ですね。
それと久しぶりのお店を訪ねる事です。
今回はやきとり「ひら乃」さんに行ってきました。
ここはどうなんでしょう?
ガイドブックに載っているのでしょうか?
良くは知らないのですが、16時半の開店と同時にすぐに満席になってしまいます。
殆どが地元の方だと思います。
ここも色々変わっているお店です。
まず店主がかなり尖っています。
ピアスだらけですから(笑)
それと雰囲気がどう見ても焼き鳥屋の主人というよりは、ロックバンドのメンバーといった雰囲気です。
しかし焼き鳥を焼く仕草は真剣そのものですし、出来上がった焼き鳥も絶品!
そんなに顔を焼き場に近づけて平気なのですか?というくらい真剣に焼いています。
あとは注文の仕方に少しクセがあります。
最初に一通りの注文を聞き、お店に入ってきた順番に出していくので焦ってはいけません。
焼き鳥以外の品を注文してじっと待ちます。
そして、問題は追加注文。
このタイミングがちょっとコツがいります。
真剣に焼いている時に声をかけると「ちょっと待って。」
と言われるので、その隙間を狙って注文する必要があります。
人によっては「なんでこんなに客が気を使わなくてはならないんだ。」と思われるでしょうが、全体の雰囲気としては決して厳しいわけではありません。
ただ、追加注文のタイミングだけ気を使います。
こういった感じは大好きなので、自分は楽しめます。
しかし、自分の好きなお店ってこういう癖のあるお店ばかり。
そのお店のルールと雰囲気に慣れると、この上もなく快適になっていきます。
そして、こういうお店って常連だからといって格別優遇もしません。
ですから初めて行っても不快な感じも受けません。
ただクセがあるので、人によって好き嫌いは分かれるでしょう。
自分には出来ませんが、こういった頑固親父のいるような治療院も面白そうですね。
治療・仕事に関してのこだわりという点では負けないよう頑張っています。
Hilo blog 7/29 被災犬と散歩
東日本大震災後の収束は全く見えないばかりか、牛肉の汚染などますます被害は拡大しています。
現地では人間はもちろん、ペットも被害を受けている訳ですが法律上は「物」ですし人間が優遇されるのは仕方ないのは事実です。
先日はそんな被災犬・猫を保護している団体
UKC JAPAN アニマルレスキュー
http://ameblo.jp/dog-rescue/
へボランティアに行ってまいりました。
昔からの友人である獣医がお手伝いしておりまして、
「犬とか大好きだよね?人手足りないから是非手伝ってよ!」と言われ伺ったわけです。
場所は茅ヶ崎駅からバスで25分程。
動物の鳴き声や匂いの問題もあるので、住宅街には構えられないのですね。色々と場所選びから大変そうです。
ボランティアで行う主な事は
・犬の散歩
・犬・猫舎の掃除
ですね。
犬の散歩といっても、全部で200頭いますから大変です。
可愛そうですが一頭々に多くの時間はかけられないのが現実。
排泄をさせて、しばらくしたらすぐに戻らなくては到底全部のお世話は終わりません。
それでも、リードを持って迎えに行くと全身で喜びを表してくれます。
「次?次なの?やっと僕の番なの?やったー!」
という感じで飛びついてくる子も居ます。
そして短い散歩が終わって帰る時、わがままを言って抵抗する子が一頭もいないのです。
ちゃんと聞き分けよく犬舎に入っていきます。
自分の立場がわかっているのでしょうか・・・・
切なくなってきますね。
この犬猫達が飼い主の元へ帰る日が来る事を願わずにはいられません。
代表の方も
「興味ない人から見たら、犬なんてという方も居られるでしょう。
だけど、現地で心底参っている飼い主にもう一回この犬や猫と一緒に暮らせるように頑張ろう。とほんのちょっとだけでも希望を与えられたら良いと思っている。」
と語られた言葉がすごく心に残っています。
翌日は20頭以上も散歩をしたおかげで、いつもは使わない所が筋肉痛になりましたが、この作業を炎天下でも雨が降っても毎日行う方々が居るのです。
本当にご苦労様です。
自分もまた行きますからね!
Hilo blog 7/22 猫企画
六角橋商店街が近くにあります。
昔は路面電車の終着だったそうで、映画館もあったりして賑わったそうです。
昨今、商店街は成り立つのが難しいご時世ですが、六角橋は個性的なお店が出来て頑張っています。
その中で最近お気に入りなのが、「猫企画」というお店。
店名だけだと何屋さんだか分かりませんが、れっきとした本屋さんです。そして二階では本格的なタイ式マッサージも行っています。
この説明だけで只者ではない雰囲気が伝わるでしょうか?(笑)
本屋さんといっても、扱っているのは馴染みがない古本と雑誌が大多数。
プロレスやいわゆるアングラな物、ポップカルチャー寄りの書籍が多いでしょうか。
下北沢や中央線沿線にあればピッタリな店ですが、何故こんな所に?
という唐突感が面白い。
大きな店内ではありませんが、店番をしているご夫婦。なのかな?
おしゃべりをしていると時間がすぐに経ち、帰りに気が付くと奇妙な本達を連れて帰っています。
今回、手に入れたのは下の二冊。
こんな雑誌が存在している事をはじめて知りました。
ご本人達は奇妙なお店をやっている自覚は微塵もないはずです。
ただ「自分達が好きな物を好きになってくれる人は居るはず。」
「その人たちを相手に商売していこう。」という感じなのでしょう。
決して狙って奇妙にしていないのに、傍から見るとちょっと外れている。
そこが物凄く面白い。
そして、ものすごく真面目にやっているので惹かれるのです。
今度はタイ式マッサージをしてもらおうかしら。
Hilo blog 7/10 暑いのに身体は冷えてます
暑い・・・ですね。
患者さんとも第一声が「暑いですね」が定番になりつつあります。
ただ、毎年なのですが内臓が冷えている方が非常に多いです。
特徴としては
・お腹に触るとヒンヤリと感じる。
・反対側の腰も冷えている。
・手先、足先が冷えている。
・空腹を感じない。
どれか二つ以上は必ず当てはまります。
そのような患者さんが来ましたら、まず暖める事からはじめます。
お灸だけでは追いつかない事もあるので、夏になると片付けなければ、と考えていた赤外線灯が大活躍。
芯から冷え切っているので、汗をかくまでやっても「暑くないです」
という方もいらっしゃいます。
世間は節電モードですが、実際は冷房なしで真夏を乗り切るのは都会では不可能。
周りはコンクリートと冷房の室外機だらけ、最新のビルは窓も開けられない。
森も川もない状況では、空気の熱の逃げ場もありませんからね。
職場や公共の場所で冷房のコントロールができない、どうしても冷えがきつい場合には腹と腰にホッカイロを当ててみて下さい。
場所は、みぞおちとおへその中間と、反対側腰の上の方にあたる部分です。
消化器系と対応するツボをカバーできるので、身体の中の冷えを防止できます。
ただし、低温火傷と汗疹には注意してくださいね。
・直接皮膚の上から貼らない。
・長時間貼らない。
・少しでも痒いと思ったらはがす。
上記を注意していただければ大丈夫と思います。
Hilo blog 6/27 BGM
治療中には音楽を流しているのですが、まぁいわゆる当たり障りのない聞き流せる音楽を流しています。
有線音楽を引いているので、結構色々選べるのですが結局は良い意味で気にならない音楽の選択になってしまいます。
ただ、時々音楽がとても好きな患者様もいらっしゃいますし、ある程度は好みの音楽に応えることも多いです。
例えばR&Bだったり、カーペンターズだったり・・・
そうそう、有線には一日中カーペンターズの曲だけを流すチャンネルもあるんです。
ただ日本語の曲はどうしても耳に入ってしまい集中できないので遠慮させて頂いています。
現段階ではリクエストされた事はありませんが、ヘビメタもちょっと遠慮させてください(笑)
まだ未熟者でそれに打ち勝つ集中力が鍛えられていません。
もし治療中に聞きたい音楽があれば、なるべく応えていきますので是非言って下さいね!
Hilo blog 6/23 流行のゴーヤ
「緑のカーテン」と言う事で、いま流行っているゴーヤを玄関の前に植えました。
というのも今まで治療院の前にあった家が無くなり、駐車場になるのです。
玄関だけは日当たりが良かったのですが、これから暑い夏を迎えるにあたって、益々日差しが強くなります。
対策をした方が良いと思い、早速前面を覆う形でネットを張りました。
このまま元気に育ってくれれば、今年の夏は快適に過ごせそうです。
治療院は少しだけ路地の奥に入っていて、目立たない感じが逆に良いな。
と思っていたのですが、今度は旧綱島街道からも目立つようになりました。
初めて来られる患者様には分かりやすくて良いですね。
Hilo blog 6/11 エアコン掃除
エアコンの掃除をしました。
まだ三年くらいしか使用していませんが、お灸とかで煙が出るので、かなり内部には煙がたまっているはず。
送風口からの匂いもお灸っぽい匂いがしますし・・・
家庭用ならまだまだ我慢しますが、さすがに治療院のエアコンは無視できません。
エアコン奥までの掃除はさすがに素人では無理ですので業者の方に来ていただきました。
二台だと三時間もかからず終了するそうですので、作業を見学させていただきました。
こういう作業を見るのは大好きなのです。
なかなかエアコンの掃除も頼みませんし、手際のよさに見惚れますね。
要領よくビニールで囲んで
注水するとポタポタと汚れた水が落ちてきます
見積もりの段階では「そんなに汚れてなさそうですけどねぇ」
と言っていましたが、やはり結構汚れてます。
カビもあるそうですが、黒いのはお灸の煙です。
掃除終了後はお灸の匂いもすっかり取れました。
今年の夏も節電しながらですが、お世話になる事も多いのは間違いありません。
すっかり綺麗になったエアコンで夏を迎えられます。
Hilo blog 5/26 シンギングボウル
シンギングボウルの講座を受けてきました。
シンギングボウル?という方も多いと思うのですが、私も受けるまで良く知らない状態でした。
シンギングボウルとはチベット密教に深く関わっている楽器で、見た目は金属製の鉢状です。そしてボウルの周辺を専用のバチで擦ると何とも心地よい倍音が発生し、その音と振動により身体と心を整えていくものです。
と、本当にざっくりとした紹介で申し訳ないのですが、紹介のサイトもいくつかありますので興味のある方はご覧下さい。
今回教えていただくのは秋山千鶴子さんという方です。
チベット、ネパールまで行き様々な経験や勉強をされている方で、お話をしているだけで楽しく、講座自体も1回につき2人しか募集していないので非常に中身の濃いものでした。
先に書いたように、シンギングボウルへの知識が殆どありませんでしたから、「心地よい倍音を聞いて癒されましょう」的なイメージだったのですが、実際はとんでもなく優しくパワフルでした。
同じボウルでも人ごとに音色やバイブレーションも違うし、実際に受けると、これは例えではなく本当に全身に響きます。
パワフルと言っても不快な感じはもちろんありません。
心地よいものですから、気を抜くと教わっている最中だというのに寝そうになります。
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自分が相手の方の身体にボウルを乗せ音を出している時の感覚ですが、最初は音をちゃんと出すのに必死です。
少し余裕が出て来ると相手の反応を感じながらに変化。
そしてグーッと集中してると今度は音を出している自分も気持ちよくなってきます。相手と一体になる感覚。
この感じは鍼(はり)と全く変わりありません。
ずっと以前にもブログに書きましたが、鍼を操作している時は患者さん自身が気持ちよいかキツイかは言われなくても良く分かります。
患者さんが鍼を気持ちよいと思っている時は私も気持ちよいと感じます。
これは特別な事でも何でもなくて、殆ど全員の鍼灸師は同じ事を言いますね。
同じ感覚をシンギングボウルで味わうとは思いませんでした。
実際の治療で使うかどうかは未知数ですが、とにかく何でも実際に経験しなければ分からないものですね。
今回は非常に楽しく、そして治療に関しての再度の発見を沢山いただきました。
Hilo blog 5/19 アメリカ直輸入
鍼灸の治療器具をアメリカから取り寄せました。
何でわざわざアメリカから?
と思われる方も多いと思うのですが、以前のブログにも書いたようにアメリカでも鍼灸は盛んに行われています。
そして現在日本で販売終了してしまったものや、日本とはちょっと違った視点で造られた物も多く、実際に手にとって確かめたかったのです。
輸送代に¥3500程度取られましたが、注文してから6日程で自宅のポストに投函。
何だか国内で購入するのと大差ないですね。
今回購入したのは、主に鍉鍼(ていしん)と呼ばれる触れるだけの接触鍼です。
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日本で鍉鍼というと金・銀・銅で造られた物が中心で、鍼灸師の意識により気の調整を行う為に造られているのですが、アメリカの物は磁性を持たせて磁力の力を借りる造りにしていたり、ダイオードを中に仕込んでいたりと発想が面白いです。
日本の鍼灸師の仲間内では「邪道」だと言われそうな代物(笑)
しかし、この自由な発想は見習いたいものです。
最初から「こうすべき」という考えで取り組むのではなく、とにかくオープンな気持ちで取り組んでいきたい。
他人の意見を鵜呑みにするのではなく、実際に自分で体験してから判断していきたいと常に考えています。
実際に使用するのは、自分の身体に試したりして効果の確認をしてからになりますね。
患者様に使用できるかどうかも現段階では未知数です
この道具でどんな変化が在るのか、あるは全く無いのか・・・
かなり楽しみではあります。
Hilo blog 5/13 憧れのお店
遂に憧れだったお店に行くことが出来ました。
今まで閉店していたり、満員で諦めていたのですが今回は開店前から並びました。
並ぶのが苦手な自分には異例のことです。
お店は 「武蔵屋」
桜木町にある、現役なのに既に伝説になっている居酒屋です。
とにかく 「 知ってる人 」 だけが辿り着けるお店です。
何しろ外見は普通の一軒家。
看板なんてありません。
夕方五時の開店と同時にお店の中に招き入れられます。
それぞれ所定の席に案内されてから、給仕の開始。
何を頼むか?
いえいえ、このお店にはお品書きなんてありません。
ただお店が出してくれる以下の五品を堪能するのです。
・玉ねぎの酢漬け
・おから
・納豆
・鱈豆腐
・お漬物
そして一番大事な鉄の掟があります。
お酒は三杯まで!
これ以上は決して提供してくれません。
ビールは別に頼めるとか他にも細かい設定はあるのですが、お店の方はこちらの進み具合を見ながら的確に給仕とお酒の追加をしてくれるので、身を任せていれば良いのです。
周りを見回すと、どうみても自分が一番の若造。
お客さんの平均年齢は六十歳といった感じでしょうか。
全員がこの場に居られる幸せを心から感じているのが良く分かります。
三杯呑んだら帰らなくてはならない制約の中の自由を楽しんでいます。
何だか茶道みたいです。
制約が細かくあるのに、その中での自由さとでもいうのでしょうか。
この店の中では心が自由に緩んできます。
本当に楽しい。
三杯呑み終えたので、お店を後にしました。
お会計は二千二百円。
誰にでも薦められるお店ではありません。
「何が楽しいのかさっぱり分からない」 という方も居られるでしょう。
自分にとっては至福の一時間でした。
もう一回、あのお店の空気を味わいに行きたいです。
あの雰囲気で治療院やったら、どんな症状も治りそうだな。
と思ってしまいました。