Archive for the ‘ブログ’ Category
Hilo blog 11/8 五年目となりました。
11月7日に治療院が五年目を迎えました。
まだまだ五年目というか、あっという間でした・・・
本当に患者様に助けられての五年間です。
治療家は患者様が居なければ、治療の技術も知識も経験も深める事が出来ません。
来院された全ての方にお礼を申し上げます。
治療結果に満足された方も、そうでない方もいらっしゃるとは思いますが、今後は更に皆様のお役立てるよう研鑽して参ります。
有難うございます。
ヒロ鍼灸マッサージ院
國定広丈
Hilo blog 11/03 神話の世界 高千穂峡
念願だった高千穂峡に行って参りました!
相当有名だし、すっかり観光地化されて俗な雰囲気になっていると思っていましたが、さにあらず。
すごく気持ちが良かったです。
シーズンオフで人が少ないという理由もあったと思いますが、運良く見渡す範囲では誰も居ない時間というのも体験できまして、その時の何とも言えない気持ち良さったらないです。
言葉では上手く言えませんが、頭がスースーする感じ。
自分はスピリチュアルな事は好きですが、基本的にパワースポットというのは信じていません。
つまり、「何処そこに行けば、恋愛運が上がる。金運が良くなる。」
たぐいの話ですね。
「自分自身の意思と行動でしか物事は変わらない。」と考えています。パワースポットに行って満足しても行動しなければ、何も変わらないでしょ。ということですが当たり前か(笑)
頑張リ尽くした先に、ほんの少しだけ神様が背中を押してくれるかな・・・ と期待はしていますが(笑) むしが良すぎますかね。
ただ、こういった場所の気持ちよさ、開放される感じは確かに非常に気持ちがよいものです。
天岩戸神社にも行ってきました。
川沿いの道をずっと行くと、祠があってまつられています。
ただし、これが神話に出てくる「天岩戸」ではありません。
「神域」という場所が他にあって、案内をお願いすれば無料でしてくれるのですが、その「神域」の向こう側に天岩戸の”候補”があるという説明でした。
神聖な場所ですので、当然写真は厳禁です。
ご覧になりたい方は、是非行かれて見て下さい。
Hilo blog 10/29 宮崎のチベット
今月は遅めの夏休みを取りまして、恒例のブラジリアン柔術宮崎合宿へと行ってまいりました。
毎回、何日か早めに前乗りして沖縄に行ってくるのですが、今回は前から行きたかった高千穂と「宮崎のチベット」と、昔言われていた所に行ってきました。
その場所は「椎葉村」です。
現在でも標高900mと高い場所にあり、辿り着くまでがまた大変。
熊本空港から2時間程かけ村役場のある場所に到着。
そこから一時間程かけてダム湖沿いの細い道をヒヤヒヤしながら運転してやっと辿り着きました!
民宿 焼畑
辿り着くまでラリーコースかと思いました(笑)
まだ日本には秘境と呼べる場所があるのですねぇ。
ここは名前に「焼畑」と名前が付いているように、現在でも焼畑農業を行っている農家なのです。
焼畑というと森林破壊を思い浮かべる方も多いと思うのですが、ここで行っているのは「循環型焼畑農業」と呼ばれる物で、30~40年毎に森の生育具合を見ながら順番に焼畑を行っていくのです。
また焼畑を行った際に出る炭には肥料となる成分が含まれていて肥料要らず、しかも雑草も根まで焼いてしまうのでその後生えてこないという生活の知恵が満載です。
海外からも、その技術を学びに沢山の人が来られています。
詳しく知りたい方はこの本を読まれると良いです。
千年を耕す 椎葉焼き畑村紀行
http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%83%E5%B9%B4%E3%82%92%E8%80%95%E3%81%99-%E6%A4%8E%E8%91%89%E7%84%BC%E3%81%8D%E7%95%91%E6%9D%91%E7%B4%80%E8%A1%8C-%E4%B8%8A%E9%87%8E-%E6%95%8F%E5%BD%A6/dp/4582824560/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1351490278&sr=8-1
この場所には本当に山と森以外には何にもありません。
山登りをしない自分には新鮮な体験でした。
何も無いと書きましたが、それは失礼な言葉ですね。
必要な物は全て在ります。
それは豊かな山がもたらしてくれるのです。
この宿も改築されて外見では分かりませんが、中身は築何百年の建物。中身は立派で見惚れてしまいました。
夜には、その山の豊かな贈り物をお腹いっぱいに頂く事ができます。
この夕食こそがこの宿の名物。
山の幸が満杯で、食べ切れるか!?
というほど出てきましたが、不思議と全部食べる事が出来ます。
食べ終わって、夜の9時前・・・
今日は泊り客は自分一人だけ、紅葉も始まっていないシーズンオフの時期なのでゆっくり過ごせます。
この後は宿のご主人と語らって夜が更けていきました。
Hilo blog 10/15 秋冬支度
長く暑かった夏もようやく過ぎ去り、秋が来たな~と実感する毎日ですね。
治療院で「秋がきたな。」と実感するのは模様替えをしている時です。
夏に出していた扇風機を片付け、ベッドの下にホットカーペットを敷き、加湿器を出して・・・
という作業をしていると毎年実感します。
この後、トイレに温風器を設置したら本格的な冬がやって来ます。
夏が終わり、秋冬へと向かうこの時期は身体のギアチェンジが上手く出来ない方が非常に多く見受けられます。
患者さんの間でも風邪が流行中ですので、とにかく冷やさないように気をつけてください。
服装はもちろんですが、そろそろ冷たい飲み物は控えて、せめて常温の飲み物に変えるだけでも体調を崩す予防にはなりますので、是非お試し下さい!
Hilo blog 9/28 被災した犬猫たち
この前の休日、東日本大震災で被災した犬猫のお世話に行ってきました。
震災の時に飼い主とはぐれたり、飼い主が確定されていても仮設住宅で飼えない事情がある犬猫が保護されています。
久しぶりに行きましたが、現状は殆ど改善されていません。
犬猫達の数が全然減っていない・・・
総数だと、どのくらいでしょうか。
200頭近くは居ます。
なかなか里親も見つからないし、本来の飼い主の方々も引き取れる状況には程遠いのです。
自分はいつものように犬の散歩係り。
とにかく頭数が多いので、外に出して排泄させてすぐに帰って来て次の犬のお世話をする。
と、一頭一頭には時間がかけられません。
寂しいですが仕方ない事なのです。
もう少し人が多ければ、大きな土地があれば。
とか思いますが、無いものねだりしても仕方ないですからね。
出来る範囲で一所懸命やっていくしかありません。
はやく飼い主の元へ帰れる日が来ると良いなぁ。
Hilo blog 9/25 遅めの夏休み
ようやく涼しくなってきました。
そして、こんな時期ですが毎年恒例の10月に「遅めの夏期休暇」をいただきます。期間は下記の通りとなります。
10 / 18 (木) ~ 10 / 22 (月)
今回もブラジリアン柔術の宮崎合宿に行ってまいります。
あと、何度も宮崎には行っているのに、一回も行った事がなかった高千穂に行く予定です。
あの辺りは天岩戸等の日本神話の宝庫なので今から楽しみでなりません。
患者様には毎度の事ながら、ご迷惑をおかけしますが宜しくお願いします。
Hilo blog 8/16 一人親
治療院には様々な方が来ます、小さなお子さんをお持ちの方も多くいらっしゃいます。
治療院にはお子さんと一緒に来られても全く問題ありませんが、あまりにも小さなお子さんですと、治療の傍ら一人ぼっちにさせる訳にもいきませんから、何処かに預けて来られます。
また聞き分けのきく年齢でも、「治療の間は日常を離れてのんびりしたい。」という理由で子供を預けて来られる方も多いです。
しかし、子供さんを預けられる事ができるのは、まだまだ良い方なのです。
近所に両親がいらっしゃらなかったり、旦那さんの休みが合わずに中々来られない患者さんもいますね。そんな中でも来ていただけるのは頭が下がります。
それと、前回のブログでご紹介した本に書かれていて「そうか・・・」と気付かされたのが、「一人親」の存在です。
何らかの事情で、母親一人で子供を育てられているお母さんです。
経済的にもギリギリで生活しており、子供が病気になっても解雇が怖くて会社も休む事が出来ません。
これは、自分が想像できる以上に辛い事だと思います。
そういった一人親を支援している団体がありましたので、そこの団体にわずかばかりですが、毎月継続支援する事にしました。
NPO法人 フローレンス
http://www.florence.or.jp/
どうしても自分の知る範囲の事にしか関心が向かないのですが、大きな声を上げることなく困っている方が多くいる事に気付かされました。
Hilo blog 8/3 寄付のイメージ
「寄付」という言葉にはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
正直、私は今まで身近な感覚は持っていませんでした。
むしろ、胡散臭いとか、お金持ちがする行為とか思っていました。
すごく恥ずかしい事ですけど。
今まで寄付をした事と言えば、学校での募金や震災の募金くらいでしょうか・・・
しかし、この本を読んで考え方がガラッと変わりました。
「社会を変える」お金の使い方―投票としての寄付 投資としての寄付
寄付を「投票」「投資」として情熱をもって分かりやすく説明してくれています。
そして、「与える物は与えられている。」という良く聞く言葉。
これをありきたりではなく、本当にそうなのだという地に足がついた自身の言葉で語ってくれています。
また「お金がないから・・・ と言っている人は年収が300万から500万になっても。 たとえ1000万になっても寄付をしない。」という知り合いの社長の言葉も耳に痛いです。
「寄付」という言葉に、なんだかモヤモヤしている感じがある方は是非読んで見て下さい。
これを読んだ後、自分も一つの団体に継続的に寄付をする手続きを早速しました。
そのお話は、また別の意見としてブログに書かせていただきますね。
Hilo blog 7/17 初めての感動お忘れなく
サクソフォンの練習を始めました!
小学生の頃、山下達郎の間奏に流れる華麗なサックスのソロを聞いて以来、ずっと憧れだったのです。
実は高校生の時は吹奏楽部に入っていて、クラリネットを吹いていました。
それなのに、何故今頃になって始めたのでしょう?
自分の高校の吹奏楽部ですが、全国大会に常連で出るくらいの強豪校でした。
初心者で入った自分にはきつかったですね~
部活を思い出すと、辛くて厳しい毎日しか思い出せません。
先輩も怖くて厳しかったし、求められる事も椅子の並べ方から挨拶まで物凄く細かく決められていました。
朝練・昼練・夜遅くまでずーっと練習。
三年間で一回も音楽を楽しいと思った事はありません。
音楽とは音程、音色、タイミング、強弱を合わせて完璧な演奏をするための修行でした。
そんな訳で、三年間やり終えた後はすっかり音楽に嫌気がさしてしまいました。
楽しんで演奏する事が出来なくなってしまったのです。
しかし、最近同じ鍼灸師仲間と食事をしていて、偶然ですが吹奏楽部出身者が何人か居り、久しぶりにその話で盛り上がり、ふと思いました。
「あ~、憧れだったサックスを吹きたくなってきたなぁ。」
そんな訳で、近くの音楽教室に体験入学してきましたが・・・
楽しい!楽しすぎる!
ただ音階を吹いてるだけなのに、ずっと憧れていたサックスの音を出しているだけで嬉しくなってしまいました。
この初心を忘れてはいけないですね。
鍼も初めて自分の足に痛くなく刺せた時の感動。
柔術着に袖を通しただけで強くなったようで楽しくてしょうがなかった事。
こういう感動は忘れてはダメですね。
Hilo blog 6/11 職人の心意気
和釘を買ってしまいました・・・
別に宮大工に転向するわけではありません。
以前にも書きましたが、鍼(はり)には「てい鍼」と言って、刺さない鍼があるのですが、その参考の為に購入しました。
説明するのが難しいですが、意識が奥の方に向かうような、そんな形状の鍼が欲しいので、和釘の形が理想に非常に近いので手に入れたわけです。
やって来たのは、鉄製品の職人が多く集まる新潟県の燕三条の和釘。
伊勢神宮に使用する釘も作られている職人さんの作品です。
作品と書きましたが、これは実際に使用する目的では造られていません。
写真を見ていただければ分かりますが、縞模様になっていますよね?
これは鍛地(きたえじ)といって、異なる材質の鉄材を何回も重ねて打ち鍛え、更に捻じれを加えて雲の様な模様がある釘に仕立てあげたものです。
実際に使うのではなく、職人さんの技術をお披露目するための芸術作品ですね。
実際に手に取ると・・・
迫力が凄いです!
神々しささえ感じます。
本物を手に取るまでは、「もしかしたら、そのまま治療道具に使えるかな?」
と考えていましたが、とても自分に扱えるような釘ではありませんでした。
自分の内面と技術、それが向上すればいつかは、この和釘からお許しがもらえるのでしょうか。
それを目指して頑張っていきたいです。