Archive for the ‘ブログ’ Category
01-14 戦国スーパードクター 曲直瀬道三
歴史秘話ヒストリアで曲直瀬道三についての放送がありました。
鍼灸師仲間では、「ついに中医学・漢方医の登場か!」と話題になったのですが、
もちろん東洋医学に関わっていない人は、殆どの方がご存じないでしょう。
曲直瀬道三 (まなせ どうざん)
と読みます。
京都の武士の家に生まれましたが、幼くして両親を亡くし
足利学校において名医 「田代三喜 たしろさんき」 と出会います。
権力がある者、貧しい人の隔てなく医を施します。
後々には、毛利元就を診るほどになり、
出合った宣教師の影響でキリスト教徒になるまでの人生を辿っていきました。
もっと面白い話も詳しくありますが、知りたい方は検索すれば色々出てきますので
調べてみてくださいね。
こういった先達や、医学史の勉強は学校の授業であります。
しかし、自分含めて大概の生徒は面白くないんです。
「うん、過去は分かったから、もっと役立つ事を教えてくれないかな~。」
と、なんとも罰当たりすぎる事を考えていたりしました。
大間違い!
治療院を構えて、日々臨床をしていますと
上手く治らなかったり、効きが悪い事で悩む事も沢山あります。
ですが、大概の自分の悩みなんて大昔の先達が散々悩みつくしているんですよ。
古い書物や、東洋医学史を学べば、それこそ宝の山です。
学生時代には気付けなかった・・・
曲直瀬道三をはじめ、有名・無名の無数の先達が築き上げて来ていただいたおかげで今があります。
本当に感謝です。
今日も感謝で、午後からがんばろー
新年が始まりました!
本年もよろしくお願いいたします!
本日も朝の九時から、昼休憩のない状態でご予約いただいております。
本当にありがたいことです。
皆様の健康の一助となるよう、研鑽を積むのはもちろん、休息と心の充電もして
良い循環で廻して行く一年としていきます。
今までは、時間外や休日の治療には別途2000円を頂いていたのですが、
今年はいただきません。
なるべく御要望に応えるようにしていきます。
5月には連休を働いた後、またハワイ島へ8日間のお休みをいただいて
充電してまいります。
本年もよろしくお願いいたします。
昨日の茅ヶ崎海岸。
今年初の海水浴(笑) 足海水浴で清めてまいりました。
01-02 明けましておめでとうございます。
近所の六角橋商店街の銭湯。
2日だけ朝風呂営業をしています。
ありがたいことです。
ご近所の常連たちが集っていました。
ヒロ鍼灸マッサージ院も
こんな皆が安心して集える場所にしたいと、決意を新たにした新年です。
今年もよろしくお願いいたします。
ヒロ鍼灸マッサージ院
院長 國定広丈
12-31 今年もありがとうございました。
朝から夜まで、昼休みも取れない状態で来ていただき、ただただ感謝です。
有り難うございます。
来年も、もっともっと皆様の期待に応えられるように、
心も技術も磨いて進歩させていきたいと思います。
有り難うございました。
ヒロ鍼灸マッサージ院
院長 國定広丈
12-23 朝日を拝みに
昨日のブログ 「冬至 陰陽が変化していきます」
に書いたように、今朝早起きして朝の6時過ぎには近所の氏神様に行ってまいりました!
が・・・
曇りで結局朝日は拝めず。
天候だけは仕方ないですね。
それでも炊き出しで、お粥とお汁粉が振舞われていました。
それでも、かなりの人が集まっていました。
でも、なんで22日の冬至当日ではなく翌日なのだろう?
と思っていましたら、昔は22日に行事を行なっていたそうです。
ただ、平日の早朝という事で人が集まりにくいので、
23日が祝日となってから、この日に変えたそうなのです。
なるほど~
本来の行事を考えたら、来年は22日に行くのが良さそうです。
12-22 冬至 陰陽が変化していきます
本日、12月22日は「冬至」です。
今日が昼間が一番短い日。
ということは、これからどんどん太陽が強くなっていくということ。
陰から陽へと切り替わり始める日です。
これは中医学でも、もっとも古い思想、考え方と言われています。
森羅万象、すべてを陰と陽の二つに分ける考え方。
温かい 陽
冷たい 陰
上 陽
下 陰
男性 陽
女性 陰
例をあげればきりがありません(笑)
昔はもっと自然現象と身体の変化に関して敏感だったのだろうと思います。
それと農作物に関しての重要な目安です。
陰と陽の切り替わるこの日が、世界中で重要視されているのも当然です。
明日、
この真ん中から朝日が昇るように造られています。
御神鏡にまっすぐ太陽が当たるそうです。
当日は早朝から炊き出しが行なわれるので、
起きられたら・・・行けるかなぁ。
本日は、陽の食べ物
かぼちゃを食べて陽気を補い冬に備えましょう。
12-14 ちょっと灯を暗くして・・・
2020年に実質廃止となる報道がありました。
省エネ法の改正による影響という事ですが、
治療院の明かりって殆どが蛍光灯なんですよ!
この廃止という流れは変わらないでしょうから、
装置やLEDへの入れ替えはしょうがないのでしょう。
鍼灸治療を行なう部屋は、明かりを調光式にしています。
最近はやっと調光式のLEDが出てきたので、ちょっと安心。
LEDが出始めた頃は調光できなかったですから。
なぜ、調光にこだわるか。
もちろん、患者様が落ち着けるように、すこし照明を落とす理由がひとつ。
もっと重要な理由があります。
患者様の状態を診るときに、体表観察というものがあります。
肌の色やツヤなどを診させて頂くのですが、
その時に重要なのが明るさなんです。
少し薄暗い方がよい。
ぼやーっと全体をながめるのが重要。
そのほうが、浩々と明るいよりもずっと沢山の情報が得られます。
明るいとぼーっと全体を眺めた時に見えすぎて、もっと重要な情報をのがしてしまうんです。
見えすぎると、見えなくなる。
禅問答みたいですが、本当にこんな感じなんです。
なにやらロウソクの明かりで治療する人も居るとか居ないとか・・・
噂なので、実際には知らないのですが(笑)
明るい方が落ち着く方もいらっしゃいますから、もちろん言って下さいね!
対応いたします。
12-04 エベレスト 3D
1996年に起きた、エベレストでの大量遭難の実話を題材にした映画です。
エベレスト
または、チョモランマやサガルマータとも呼ばれる、ご存知世界一高い山です。
標高 8848m!
8000mとは旅客機が飛ぶ高度。
「デスゾーン」とも呼ばれる、生物は生存できない領域。
神の領域。
そこにわざわざ行こう!
っていうのですから凄すぎます。
自分は富士山にすら登ったことがありません。
そもそも、あまりアウトドア活動すらしないのですが、
何故か山岳小説や映画は大好きなのです。
自分ができない事をやってのける、そんな人達への憧れでしょうか・・・
この映画の原作である、空へ―「悪夢のエヴェレスト」はずいぶん前に読了していました。
実話なので、けっしてスッキリした終わり方ではありません。
ハッピーエンドでもありません。
そんな世界を3D大画面で鑑賞。
いや~もう、寒いし辛いし疲れるし・・・酸素も薄すぎるよ!
まさに体感しました。
一生みることが無いであろう、「デスゾーン」
もちろん実際とは比べる事はできませんが、
地上とは全く違う世界に、少しだけ触れることができたような気がします。
あんなに辛いのに、それでも頂上をめざす。
自分の死を賭けてまで仲間を救いにいく。
自分にはできそうにないことです。
やっぱり憧れはしますね。
昔、ネパール旅行に行った際、ナガルコットという町まで行きました。
そこからは遠くにエベレストを望む事ができるのです。
幸い、自分が行ったときは遠~くに三角形のエベレストの頂上付近を見ることができました。
また行きたくなってきました、ネパール。
今はまだまだ地震の影響で厳しい状況ですが、観光自体は大丈夫なようなので、復興を手伝う意味でも行けるようなら、来年に行けるかなぁ。
11-26 道具を使う?使われる?
いつも苦心するとと共に非常に楽しい作業でもあります。
昔、学生時代に大先輩の超繁盛鍼灸院の院長に言われた言葉があります。
と感心したものの、不真面目な学生の自分は感心しただけで終わってしまいました(苦笑)
なんだか、今はその宿題をやっている気がします。時間はかかりましたが・・・
シンギングボウルって響かせる箇所や、刺激量は鍼灸に比べるとかなり異なります。
その制限のなかで、いかに変化を起こすのか。
何とか整合性を持たせようと考えていると、何故だか鍼灸にも幅がでてきます。
目の前に課題があるから必死になるし頑張れる。
本当に勉強になります。
鍼もお灸もシンギングボウルも道具ではあります。
しかし、意識の持ちよう、心の持ちようでいかようにでもその効果は広がっていくのだなぁ、と実感しています。
あと身体の不思議さにもですね。
この探求は面白いですね。
11-24 火打ち石とお灸
鍼灸師の集まりで、「治療院、開ける前に ”火打ち石” で清めるんだよね。」
という方がいらっしゃったので、興味を持ったのがはじまりです。
火打ち石って見た事も、持った事もないですよね?
少なくとも自分はそうでした。
時代劇で見た事があるくらい・・・
検索したところ、吉井本家という所が200年も歴史があって火打ち石を専門で作っているのです。
http://www.d3.dion.ne.jp/~makiuchi/
早速購入してみました。
まったく無知で恥ずかしいのですが、火打ち石って金属を多く含んだ石同士をカチカチ合わせて火花を出していると思い込んでいたのですが、違うのですね!
メノウ石と火打ち金と呼ばれる、写真右側の道具をカチンと合わせて、火打ち金から火花が出る仕組みでした。
御浄具(切り火)としての用途以外には、着火させる使い方が主になります。
着火の際には、ホクチとよばれる誘火綿を使用します。
本来は、神社や神聖な神事にもマッチやライターを使わずに、火打ち石での火を使用するそうですね。
日々の臨床でお灸や線香に着火するのにはライターを使用しています。
本来の意味合いからすると、やはり火打ち石を使うべきなのか!?
これからの季節、ちょっと室内で行うのは危険なので、もう少し練習しましたらお披露目できるかもしれません。
ただ、ちゃんと火花起こすのって結構難しいんです!
慣れると数秒で出来るようなのですが。
安全に練習します(笑)