吸い玉・カッピング 瘀血(おけつ) 刺絡(しらく)
瘀血(おけつ)の巡りを整え、深いコリや痛みを和らげていきます。
カップで皮膚をやさしく吸引すると、まるで “押されているような・引かれているような”
不思議な イタ気持ちよさ が生まれ、滞った血流がスムーズに流れ始めます。
身体の奥に溜まった疲れや重だるさがスッと抜けていくような感覚を得られる方も多く、
自律神経の調整にも役立つ施術です。
初めての方は、問診を含めて約1時間ほどの余裕をみていただけると助かります。
カッピング(吸角・抜缶・プハン・ヒジャマ など呼び方は様々)は、
アジアを中心に何千年も続いてきた伝統的な療法です。
今でも中国では家庭のケアとして親しまれています。
専用カップを皮膚に吸着させ、約10分ほど静かに置くだけ。
すると、滞った血(瘀血・おけつ)が表層に引き上げられ、
-
血流の改善
-
老廃物排出のサポート
-
自律神経の調整
といった変化を促します。
慢性的なコリ、疲労、冷え、重だるさなど、
“流れが滞っている状態”にとても相性の良い施術です。

当院でのカッピングの特徴
ただ“コリの部分に置く”だけではありません。
東洋医学の経絡(けいらく)の流れをもとに、
症状の原因となる滞りを探り、最適な位置・強さで施術します。
「強く吸えば良い」のではなく、
その日の体調にあった 最適な圧と時間 を丁寧に見極めています。
細絡刺絡(さいらくしらく)・メディカルカッピングについて
最近は「メディカルカッピング」「ウェットカッピング」と呼ばれることも増えています。
刺絡(しらく) とは、細い血管(細絡:さいらく)に専用の鍼でごく軽く刺激を与え、
わずかに出血させることで瘀血を改善する医療技術です。
(鍼灸師と医師のみが行える施術です)
▶ 細絡(さいらく)とは?
腰・脚の重だるさ、頭のもやもや感……
そうした症状のある方に多く見られるのが、皮膚の表面に出る 糸ミミズ状の細い赤い血管 です。
これは静脈瘤とは異なり、
その奥に瘀血が潜んでいるサイン と考えられています。
カッピングは、この細絡の改善にも非常に適しています。
カッピングに期待できる働き
-
血行の改善
-
新陳代謝の活性化
-
免疫力の向上
-
関節可動域の改善
-
内臓機能の調整
-
自律神経のバランス調整
-
深部組織へのマッサージ効果
※ 赤黒い跡が残る場合がありますが、1週間ほどで自然に消えます。
※ ご希望があれば跡が残らない方法で調整します。
安全面について
・体調や皮膚の状態によっては施術を行わないことがあります(理由は丁寧に説明します)
・使用するカップは毎回滅菌処理を行っています
カッピングを控えていただく場合
以下に該当する方は施術を行えません。
-
心臓疾患(弁膜症など)
-
強い貧血
-
体力の著しい低下
-
急性の感染症・発熱
-
重度の糖尿病
-
風邪の初期症状
-
妊娠中(19週以降は可能な場合あり。要相談)




