整体・マッサージ

鍼灸師による整体・マッサージ
大切なのは自分の身体に対しての「気付き」です。

私はあん摩・指圧・マッサージの国家資格者ですが、以前に運動医療を学ぶと共に操体法PNFといった技術も積極的に学んでまいりました。
それらを個別に行うではなく、患者様の身体を全体的に考えて施術していきます。

当院の整体・マッサージは解剖学的、東洋医学的なバランスを取るために行います。心地よさや慰安を提供するものではありませんので、それらを求めるのであれば他に行かれることをお勧めします。

手

歪みはあっても良いのです

「背骨曲がってますか?」「骨盤ゆがんでますか?」
殆どの患者様から受ける質問です。
それらの質問に対しては、
「歪みの無い人間は見たことがありません。」
「私だってゆがんでいる所は沢山ありますよ。」
と答えています。

もちろん、必要な矯正はします。
だけど
歪みはあってもいい。
歪んでいるのは、その方の生きてきた歴史であり生活してきた年輪のようなものです。
それを完全に真っ直ぐにする必要はないのです。

身体の正しい使い方。動き。それが大切です。
それを忘れて身体の一部分だけを酷使しているために、辛い症状が現れているのです。
整うのにしたがい、その人にとって正しい身体になっていきます。

 

気付き

ですから、身体に対しての「気付き」が一番大事だと考えています。

例えば毎週一時間の整体・マッサージに通ったとしても残りの6日と23時間は自分の使いたいように、あるいはお仕事の関係上座りっぱなし、立ちっぱなしにならざる終えない方は沢山いらっしゃいます。
歪みを整えても、一日経てば殆ど変わらぬ身体の使い方をしてしまい、元に戻ってしまいます。

ですから、身体に芯の通った真ん中を感じる感覚に気付いて欲しいと思うのです。
それに気付けば、自然と無理な体勢を取らずないようになります。
その「気付き」のお手伝いをさせて頂きたいと考えています。

 

操体法

人間は楽に動くように出来ている。
楽な方に動かせば、自然と治るように出来ている。

この考え方と操体の実践を誰にもわかるように組み立てたのは、橋本 敬三医師(1897~1993)です。橋本 敬三氏は、新潟で西洋医学の道をきわめ、開業医として患者に接した若い時代に民間に伝わる正体術を始めとする東洋医学的な治療をみずから体験しました。こうした体験を通し、努力の末に独創的な健康法としての「操体」を確立しました。

この「操体」は実技的な狭い意味だけではなく、極めて奥深い原理原則の一部分であることを橋本 敬三氏は次のように明快に体系化しました。

命ある人の身体は、余程の事情がない限り生まれつき健康で生きるようにつくられています。
そして、誰もが他の人には替わってもらえない四つの基本的要件を身体のうちに備えており、そのどれ一つを欠いても生きてゆけません。
それは、「食べる」「呼吸する」「動く」そして「思いめぐらす」の四つです。
人は「環境」とのかかわりをもって存在している。それらはそれぞれの法則を備えているから、逸脱すれば全体が歪み、崩れてしまいます。

それを整えて行くのが「操体法」です。

 

PNF(Proprioceptive Neuromuscular Facilitation)
(固有受容性神経筋促通法)

最初はリハビリから派生したもので、後に運動選手や健康維持の目的にまで応用されるようになりました。
主な特徴として、対角線的、螺旋系の人間の本来の動作に着目した手技です。

身体に備わる「反射」を身体に反応させて神経、筋機能の向上、各関節の可動域らの回復を図ろうとするものです。

理論構築したハーマン・カバットの弁に因ればPNFは理論というよりもある種の治療哲学に近いという。定義としては、「人は生まれながらにして出来る事に限りがあると共に、潜在能力が存在する。その潜在能力を引き出すための理論、哲学。」だとしています。

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